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にいがた健康・省エネ住宅推進協議会の定例会へ参加

Date:2016.7.20 / Category:

こんにちは、ちばです。

先日、弊社が加盟している「にいがた健康・省エネ住宅推進協議会」の定例会に参加してきました。

定例会の内容は、スマートウェルネス住宅の推進 ~健康な住まいと暮らしを考える~

というもので、約2時間の勉強会でした。

配布された資料で、皆様にもお役に立ちそうなものがありましたので、抜粋してご紹介します。

①増え続ける国民医療費・介護費

増え続ける国民医療費・介護費

国の医療・介護費は年々増加傾向なのは皆様がご存知の通りですが、

要介護の疾患原因の31.8%、65歳以上の医療費内訳の27.4% が

循環器疾患によるもの、つまり国民4人に1人以上が循環器疾患をかかえているということでした。

③交通事故死は半減・家庭内事故死は倍増

交通事故死は半減・家庭内事故死は倍増

グラフの通り、交通事故で亡くなる方は年々減少し2015年では5,000人以下となっています。

ですが、家庭内事故死は年々増加傾向にあり、2011年は17,000人の方がヒートショックが原因で亡くなっております。(循環器疾患)

※ヒートショックについての説明は省略させていただきます。

交通事故のニュースはよくテレビで見かけますが、自宅の浴室では3倍以上の方が亡くなっており、実は非常に危険なのです。

④家庭内不慮の事故死は高齢者に集中

統計では45歳以上の方の入浴事故が目立ちます。

⑤冬季に急増する住宅内の循環器疾患

さらに、寒い冬(12~3月)に多発しています。

⑥冬の病死・入浴事故死に注意したい温暖地

新潟県は、不慮の溺死溺水において第7位です。

⑦室温の定価による影響

⑧英国保健省による冬季室内温度指針

イギリスでは室温が16℃以下になると、高齢者に関して呼吸疾患、心血疾患などの大きな健康リスクがあると言われています。

10℃以下では心臓発作、脳卒中、などの心血疾患による冬季の死亡率が50%上昇するとしています。

 

まとめ

健康な生活を送る為には、冬場は最低でも室温を16℃以上に保つこと。

ヒートショックを予防するために、家の中で温度差ができるだけ生じないようにすること。

家を高断熱化することで、熱の損失を低減させて、家全体を暖房すること。

⑪住宅性能工場がもたらすコ・ベネフィットの可視化

断熱補強に100万円を投資した場合、光熱費だけで回収しようとすると37年かかると言われています。

ですが、光熱費、疾患予防、医療費削減、介護予防も考慮すると16年で回収できます。

さらに、快適性も考慮すると10年程度で回収できるとのことです。

健康のためにも、住宅の高断熱化は必要なパーツだなと改めて実感いたしました。